Sense Lack Project

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ここでは、ボイスドラマに仕上げた作品の脚本を公開しています。
読みながら聴いてみたり、実際にやってみたりしてみてください。
著作権は放棄していませんが、趣味の範囲での創作活動のためならご利用くださってかまいません。
もしご利用になりたい場合は、メールでご連絡くださいね。

#004 『 思い悩んだその先で。 』  <読む>

 登場人物 : 2人 (男2名)
 完成作品 : 約8分(SE込み)  

 配役
 遠藤直哉 えんどうなおや
 村上駿   むらかみしゅん


 ***
Opening M

村上(N)『思い悩んだその先で』

Opening M
カットアウト

遠藤「村上?こういうのは?」
村上「あー、いいかもね。でもさ、Mが良すぎるとな」
遠藤「なに?」
村上「文字が負ける」
遠藤「そこは、お前の腕の(SE:パンパン)みせどころだろ?」
村上「まぁな」
遠藤「よしっ」
村上「あー言っちゃったよー」
遠藤「いいのいいの、そのぐらい強気で行かないと」
村上「強気でねー。 あ、遠藤?SEは?」
遠藤「あるよ」
村上「誰だよ?」
遠藤「『あるよ』って知らない?」
村上「知ってても言わないよ、あれだろ?木村さん家のへーローだろ?見てたよ。セナーーーー」
遠藤「もっと古いよ」
 SE:????魔法2
村上「で、それをどこで使えと?」
遠藤「違う違う、今のはミスった。クリックするとこ間違えた」
村上「完全に魔法かけたよね?」
遠藤「やっぱ村上のマウス、なんか、やりずれぇ」
村上「うそぉ、慣れか?」
遠藤「慣れだろ?」
村上「っつーか、魔法は無くね?」
遠藤「どこで使おうね?こういうの」
 SE:????魔法3
村上「あーうんうん」
 SE:????魔法1
村上「なるほどね、これなら★ って、つかえるか!ボケ!!」
遠藤「(笑) じゃ、これ」
 SE:ファイヤーレッドドラゴン
村上「あー、電車ね」
遠藤「あれ?違うよ?ファイヤーレッドドラゴンだよ!」
村上「はい、ボツ!次!」
遠藤「その言い方は失礼だぞ」
村上「だってさー、雰囲気重視でいこうって言ったのそっちじゃん」
遠藤「そうだけどさー」
村上「いや、ドラゴンとか、呪文とかやるんなら、ぜひ使いたいよ。むしろ好きだよ?そういうの?」
遠藤「だろ? 聴いてるだけでワクワクしちゃうもんね」
村上「ねー」
遠藤「マジで、16とかさ」
村上「なー、エイトは泣いたよなー」
遠藤「エイトなー、あの頃はまださ、」
村上「ハイ、マウス動かす」
遠藤「えー、思い出語らせてよー」
村上「SE」
遠藤「はい」
 SE:バイク
村上「そうそうそういうの」
遠藤「これは?」
 SE:エレベーター
遠藤「エレベーター」
村上「おお」
遠藤「これも」
村上「なるほどね」
 SE:魔法
村上「無いよ!びっくりするだろ?」
遠藤「3階婦人服売り場です」
 SE:エレベーター
 SE:ドア開ける
 SE:魔法
村上「無いって、どんだけ貴婦人だよ」
遠藤「4階、家具売り場でございます」
 SE:雷
村上「焼けてるから、家具全焼だからそれ」
遠藤「5階、子供服売り場でございます」
 SE:??
村上「お前、それがやりたいだけだろ?」
遠藤「誤解です」
村上「はい、次。」
遠藤「じゃ、次」
 SE:ふくろうとか
村上「あー、なるほどね」
遠藤「次も夜」
 SE:??
村上「なるほどね」
遠藤「こういうのとか?」
 SE:グラスの音
村上「もうちょっと軽い音?」
 SE:ワイングラスの音
村上「おぉ、なるほどね」
遠藤「使える?」
村上「村の酒場で」
遠藤「え?やっぱRPGで行くの?」
村上「いんや?」
遠藤「新しい話、浮かんだ?」
村上「いんや?」
遠藤「んーと、」
村上「もうちょい、生活感あるやつ」
遠藤「足音とか?こういうのとか、こういうのとか、こういうのあるけど?」
 SE:足音
村上「なるほどね」
遠藤「ちょっと、水もらうわ」
村上「おう」
 遠くで水道の蛇口
村上「ブラウザ閉じていい?」
遠藤「とりあえず、そんなもん」
村上「ん。……あ、そっか」
遠藤「お! 来た?」
村上「ごめんけど、冷蔵庫にコーラ入ってるから取って」
遠藤「お、おう」
村上「キャスト、2人でいいんだよな?」
遠藤「うん。男、2人で」
 SE:キーボード打ち始める音
村上「おう、いける、これなら」
遠藤「さすが」
村上「ラストの台詞、これ」
 SE:キーボード止める
遠藤「あ、いけそうなパターンじゃね?」
村上「だろ?」
 SE:キーボード打ち始める音
村上「苗字なにがいい?」
遠藤「西園寺(サイオンジ)」
村上「却下」
 SE:キーボードの音 f.o.


 ***


遠藤「じゃ、最後にキャスト撮っちゃうか?」
村上「あ、忘れてた。あぶねー」
遠藤「ちょい、もう一回マイク、」
村上「あー、あー、」
遠藤「OK。 えーえーあーマイク、大丈夫だな。はい、えっと、どっち?」
村上「遠藤がタイトルコールと、以上で……を」
遠藤「あ、そっか、俺か」
村上「うん」
遠藤「じゃ、いくよ」
村上「OK」


遠藤『レコードを聴きながら』
    キャスト
    西園寺浩介 もりむらこうすけ えんどうなおや
    村上「木村彰文 たけだあきふみ  村上駿」

遠藤『以上でお送りしました。』

SE:クリック
遠藤「OKっぽい」
村上「細かいところの言い回し、やっぱ言ってみないとわかんないな。ななじゃなくてセブンだったし」
遠藤「でも、今回ほとんど無くね?手直し?」
村上「こないだよりまし。まー、あとは、音響次第だな。あーすっきりしたー」
遠藤「間とか、いじんないと……SE入るかな?」
村上「今日やんの?」
遠藤「明日休みだから、今晩中にいけるとこまでやりたい。イメージ残ってるうちに」
村上「OK。じゃ、俺、明日バイト入ってるから、今日は帰るわ」
遠藤「おう。脚本おつかれ」
村上「音響よろしく」

 廊下を歩く二人
村上「リテイクあったら言って。」
遠藤「おう」
村上「あと、できたら、メールくれ」
遠藤「じゃ、携帯マナーモードにしとけよ、起こしたくないから」
村上「OK。じゃ、無理すんなよ?」
遠藤「今日は寝ろよ?」
村上「わかってるって」
 ドアが開いてドアが閉まる

廊下を歩いて部屋に戻る遠藤
椅子に座る。軋む音。
静かな部屋。
遠藤「よしっ!」
 SE:静かにヘッドホン越しに何かが鳴ってFO
遠藤「……こっち、使うか」



 SE:朝チュン
遠藤「できたーーーー。メール、しとくか」
 携帯のボタン。
 倒れこむような音
遠藤「はーーー、できたーー、
    眠いーー、けど、できたーーー」(無駄にテンション高め)
    あー、寝よう、寝よう」

 電話が来る遠藤の携帯
遠藤「ん?村上? なに?
村上『お疲れ、遠藤』
遠藤「なんだよ、寝てねぇのかよ?」
村上『寝れなくてさー、んでな?」
遠藤「ん?」
村上「新しいの書けた、小説なんだけどさ」
遠藤「マジで?」
村上「モチーフはトランプ、カードってタイトルでさ」
遠藤「へぇ、読ませてよ」
村上「サイトに上げといた」
遠藤「あとで見とく。あのさ、編集しながら考えてたんだけどさ、今度はさー、すんげぇ短いのやってみねぇ?」
村上「短いの?」
遠藤「台詞1つか2つくらいで。1分間のストーリーとか、どう?」
村上「おもしろそうじゃん。1分間のストーリーか、60秒?」
遠藤「うん、60秒。」
村上「1分間……60秒……一分間の物語、ん〜、60秒の方が好きだな。じゃ、寝るわー」
遠藤「バイト大丈夫かよ?」
村上「昼過ぎだから大丈夫。あと5時間あるし、じゃ」
遠藤「おう」
 通話が切れる音
遠藤「バカだな、アイツは。」
    うんしょっと、(起き上がる遠藤)
    小説読んだら、眠くなるまでSE探そ。」

 クリック音
   F.O.

- end -
『思い悩んだその先で』
キャスト
遠藤直哉 えんどうなおや  (友鐘)
村上駿   むらかみしゅん  (おだ)
以上でお送りしました


#003との連作脚本になっています。


※使用している記号について
・SE …… サウンドエフェクト 効果音
・M …… 音楽 挿入曲  (文色では、演出上必要な場合にのみ記載。たいていの場合、音響の判断でつけるようにしています)
・(N) …… ナレーション  (文色では、演出上、モノローグ(独白)のような場合もある 今回の物語ではモノローグ的な演出)
・FO …… フェードアウト (効果音に関する指定)
・/ …… 台詞のカットイン (重ね入り)